04 Kotonoha

「言の葉」について

「言の葉」創作秘話

2009年のある日、私のツイッターに 徳之島出身の20代の男性からメッセージが届きました。「生きるのがつらい」と。都会の生活に慣れず、 仕事も、結婚生活も上手くいっていないということでした。 何度か、自殺未遂にまでに至っていて、事態は深刻でした。彼とは、何度か電話で話しを聞いたりしているうち、 彼の方から「生きる!」という言葉を聞いて 嬉しく思ったのでした。そんな中で、できた歌です。島を出て、都会で頑張ってる人達、 また日本を出て、世界で頑張っている人達への 応援歌のような思いで歌っています。

 

島口(島の言葉)の話

この歌には、徳之島の言葉が6つ散りばめられています。

 

1つ目は「ハケ~カナイ」、これは、「ああ、なんと愛しいことかぁ」 という意味です。

 

 2つ目、「アジャ」は、お父さんのことです。私の父は、幼い私を膝の上に抱いては、 「ハケ~カナイ」と言ってくれました。 その言葉の響きは今も私の耳に残っているのです。

 

3つ目の「おぼらだれん」は、「ありがとうございます 感謝します」という意味です。

 

4つ目は「アマ」。「アマ」はお母さん のことです。私の母は、「おぼらだれん(感謝)」の気持ちを もって生きていれば、必ず真はとおるものだよと教えてくれました。

 

5つ目は、「イジュン」。これは、泉のことです。 島では、私達の命は、イジュンから生まれ出でてイジュンへ 還るという伝説があります。

 

6つ目、最後は「キュラ カジ」。これは、清らかな風という意味です。 島に吹く風は、私の心に、その匂いや感触と共に、そして唄うように残っています。